【千葉・柏】”ニコスタ”でS&CFILMが行う美容師向け撮影講座!
いつもS&CSILMをご利用頂きありがとうございます!
今回は私がお世話になっている美容師の[新沼舘正敏]さんがSNSで使う作品の写真を撮影しているけど、
なかなか難しいので教えてとのことでしたので、いつも使わせて頂いている”ニコスタ”さんを使わせて頂いて、
美容師のための撮影講座を開きました!
使わせてもらったスタジオ”ニコスタ”のご予約はこちらからお願い致します!
新沼館さんのインスタはこちらから!
新沼館さんとの出会いは私が撮影している結婚式場の持ち込みヘアメイクさんとして入られていたのがきっかけでした!
結婚式では基本的には式場が提携しているヘアメイクさんが入る事が多いですが、
すごくこだわりがある方やお色直しで髪を切って再入場したいなど、そんなイベントを考えている方が持ち込みをします。
その新郎新婦も新婦様が元々通っていた美容室の担当さんで、新婦様が髪を切って再入場したいとのことでしたので、持ち込みされたようです!
今回は写真を撮るときにどんなことを意識した方が良いか、どの画角で、どんなレンズで、どんな撮り方をするのか。
独学で学ばれていたようでしたので、僕が持っている知識を参考になれば使って頂けたら嬉しいので、
私が気をつけていることを一緒に撮影しながら講習していきました。
私がポートレートを撮影するときに気にしていることは『光』『レンズ』『構図』です。
『光』の要素ですが、スタジオでの撮影はライティングが大切です。
自然光の影響が出ないようにカメラ側の設定をして、ストロボや定常光を使い、どういう印象付けするのかライティングを作っていきます。
ライティングの基本は’レンブラント光’でライトの向きを作っていきます。
レンブラント光とは画家のレンブラントが使っていた光の指向性を使うライティングになります。
イメージは左上から鼻先にストロボの芯が通るようにセッティングして、反対側の影をカポックで起こす形です。
自然な写真のイメージになるのと、顔の凹凸感が無くならないので基本のライティングと言われています。
『レンズ』の要素はどの画角で撮影するのか?です。
レンズは広角になればなるほど歪みが生まれ、望遠になればなるほど背景の圧縮効果が被写体を目出させることが出来ます。
歪みは被写体のバランスを崩してしまいます。
どこから歪みを感じるのでしょうか?
それは自分が見た事がない世界を見たときに歪みと感じます。
自分の目の焦点距離は大体68mmと言われています。
なので68mm以下で撮ると歪んで見えるのです。
ポートレートはあえて歪ませて可愛さや怪しさなど、プラスアルファの要素を取り入れたいときに使用することはありますが、
歪まず、被写体の良さを最大限引き出す事が大切だと思っているので、レンズは70mm以上の焦点距離で撮影することをおすすめします。
『構図』の要素ですが、これは自分が目立たせた部分はどこなのか?という話です。
美容師さんは自分が切った髪に対してどこがポイントなのか明確にこだわって髪を切っていることが多いです。
それは自分のこだわりというエゴではなく、お客様がこうしたいというリクエストにこたえ、お客様が似合うスタイルを提案し、
レイヤーのラインなのかなど様々な細かい部分でのこだわりがあります。
そこを目立たせるためと考えると写真の撮り方が変わってきますよね。
ただ、撮るのではなく、どこにフォーカスを当てて、写真を見たときにそのポイントに目が行くように画角構図を決めていくということです。
それをすることで、写真を撮ることに意図が生まれて、なんとなく撮るということが少なくなります。
写真は感覚的に捉えることも必要ですが、緻密に計算された写真も重要なのです。
特に広告に使う写真は何を感じてもらいたいのかを明確に考え、写真に落とし込むことが必要です。
それをしたいと何を伝えたい写真なのかわからない写真になってしまいます。
今一度、写真を撮る際には考えてみてください。
美容師さんを対象とした写真講座を開いておりますので、
是非興味がある方いらっしゃいましたらお問い合わせください!
またInstagramもやっておりますのでご覧になっていただければ幸いです。