【この空気、写真に残れ】S&CFILMが考えるブライダル写真の極意
S&CFILMをいつもご利用いただきありがとうございます
S&CFILMを立ち上げて役2年が経ちます。
ありがたいことにご依頼も増えてきていて忙しく日々を過ごしております。
私はブライダル撮影を主に家族写真や七五三、商品撮影など様々な撮影をさせていただくのですが、
特にブライダルの撮影で気に掛けているところがあります。
その思いを一言で表すとこの言葉に詰まっていると思います。
【この空気感、写真に残れ】
写真は記録的な物であると同時に記憶に残るものでもあるからです。
写真の上手い下手は正直なところカメラをやっていない人から見たら関係ないと思っています。
もちろん、最低限「変だな」と思えるところがないことが前提ですが。
カメラマンから見ると「なんでこんな画角なんだろう」とか「スラッシュきついな」とか「何を狙っているんだろう」とか
思うことは多々多いことはあったりしますが、お客様はそんなところ見ていないと思います。
本当にお客様が見ているところは”どれだけ感情を捉えた写真”なのかということだと思います。
ここ最近はなんか良いなって感情を「エモい」と表現しがちですが、それを深掘っていくと、
「なんかあの時の感情とか会話とか気温や匂いが思い出せて良いな」だと思うんです。
この「エモさ」を感じる時ってふと昔を思い出していたり、感情的になる黄昏時だったりしますよね。
これはその時を懐かしんだり、気持ちの起伏だったりを自分で自覚した時に感じるんだなと考えています。
つまり、お客様が求めている写真は「エモい写真」。
自分が感じている気持ちや思いなどが色褪せなく残る写真ということです!
特に結婚式の写真は感情が出る場面が多いです。
お支度シーンは緊張の中に美しさが出る場面ですし
挙式・アフターセレモニーではゲスト様に見守られてすごく幸せそうなふたりが写るし
花束贈呈ではこれまでの感謝、想い、いろんなものが湧き出でくるそんな素敵な場面です。
こんな感情的な場面が多い結婚式ではただただ写真を収めているのでは空気感が写真に収まらないのです。
私が注力しているポイントは3つあります。
<S&CFILM流ブライダル写真の極意>
①感情のベクトルの向きを考える
結婚式はそれぞれストーリーがあります。その注目されている人の感情のベクトルはどこに向いているのかを考えて撮ります
例)友人スピーチで友人を撮影しているなら新婦に顔が向くようにだったり、新婦の顔が見えるように撮影していく
②冷静に結婚式の全体を俯瞰で見て予測を立てる
感情に敏感でいるということは一人冷静に様子を伺い、ここではこんな動きをしそうなど分析、予測を立てる
例)再入場の時にゲストの方が反応いいから、二人にポーズ真似してくれそうだな
③ハプニングすらも予測しておく
ハプニングは感情が爆発したり、良い場面に繋がる分岐点なので、あっなんとなくここでこうなりそうと頭の隅に入れておく
例)友人スピーチ中にお母さんが立ち上がってこっちに来ている。このまま前にくれば新婦と友人、そして母の愛情が出る一枚が取れそう
私の尊敬する方が言っていた言葉がすごく的を得ています。
【狙っていても撮れないかもしれないけど、狙っていないと撮れない】
結婚式の写真は全てこれに当てはまります。
結婚式はライブ感のあるもので、どんなことが起こるかわかりません。
その起こることを予測し、狙っておく、頭の片隅に置いておくことで、いざ起きる時には瞬時に撮ることができる。
だけど、予測もなんもしていなければ、瞬間に起こったことは撮影できません。
この3つが極意です!
もし、結婚式の撮影をされる方がいれば参考にしてもらえれば幸いですし、
頼みたいと思っていただければ、すごく嬉しいです!
もし少しでも興味がありましたら、お問い合わせください!
インスタグラムもやっておりますので、ぜひご覧ください!